勉強法

大学受験 地歴公民について

初めに

 大学受験で社会という教科は、大学受験で科目数が多く、どの科目で受験したらいいのかわからない高校生が多いと思います。なので、今回は地歴公民科目について詳しく説明したいと思います。


大学受験で社会という教科について

 まず、社会という教科には、地歴科目(日本史、世界史、地理)、公民科目(現代社会、政治経済、倫理、倫理・政治経済)があります。

 さらに、地歴科目には、地歴A、地歴Bがあります。

 AとBの違いは、文部科学省の学習指導要領の定める標準単位数が、Aは2単位、Bは4単位の科目ということです。すなわち、学習量・授業量は、Bの方が多いということです。

 また、学習する内容も違います。

 日本史A:江戸時代末の開国以降の日本の近代史を重点的に学習します。

 日本史B:原子・古代〜現代まで学習します。

 世界史A:近代以前(東アジア、インド、ヨーロッパなどの各文化圏)の成り立ち及び各文化圏の交流、近代・現代の歴史が中心の学習します。

 世界史B:先史・古代〜現代まで学習します。

 地理A:世界の民族・生活・文化や現代世界の地理的諸課題を重点に、具体的な出来事を交えて学習します。

 地理B:世界を自然環境や産業などの分野別に学ぶと同時に、地域別に具体的な内容を学習します。

 

 上記の点からB科目は、簡単にいうと、高校での範囲を全部やるということです。

 公民科目の学習内容。

 現代社会

 現代に生きる私たちの課題と現代社会と人間としての在り方生き方を大きな内容として学習します。

 政治経済

 現代の政治、経済、現代社会の諸課題を大きな内容として学習します。

 倫理

 青年期の課題と人間としての在り方生き方、現代と倫理を大きな内容を学習します

 

 ちなみに、現代社会、政治経済、倫理は2単位、倫理・政治経済は4単位です。

科目ごとの難易度、センター試験での点数の取りやすさ

 センター試験では、科目ごとに時間をかけなくてもある程度の点数(50〜70)点ほど取れる科目もあれば、じっくり時間をかけて勉強すれば点数が80点以上安定して取れるようになってくる科目もあります。

 2019年に行われたセンター試験の平均点を参考にしてそれぞれの科目について述べたいと思います。

  左側に行けば行くほど、あまり時間をかけなくてもある程度の点数(50〜70)点は取れる科目です。(折れ線グラフにした理由は、棒グラフだと政治経済が見にくくなっていたためです)

 右側に行けば行くほど、時間はかかりますが高得点が取りやすい科目になります。(*極端なグラフになってしまいましたがお許しを)

 

 なので、自分の受ける大学がセンター試験でどのぐらい点数が必要なのかで、選択する科目を決めましょう。6割〜7割必要な大学ならば、現代社会などの公民科目の方がいいでしょう。

 医学部や東大などの場合、センター試験の点数が8割以上必要な場合は地歴Bを選択するのがいいと思います。

 次は、大学別、学部別に、受験での社会教科の選び方をご紹介します。

 学部別、大学別、受験での選択肢

 色々科目があることはわかってもらえたと思いますが、大学受験では、効率よく点数を取ることが求められるため、できればB科目を取りたく無いものですが、A科目では受験できないことがあります。

 なので、文系・理系別にどの科目を選択するべきかを紹介したいと思います。

文系

科目 私立文系*1 国公立文系*2(例外あり) 旧帝大文系*3 東大文系*4
地歴A   ❌       ❌    ❌    ❌
日本史B   ◎       ◎    ◎    ◎
世界史B   ◎        ◎    ◎    ◎
地理B   ○       ○    ○    ◎
現代社会   △       ○    ❌    ❌
政治経済   ○       ○    ❌    ❌
倫理   ○       ○    ❌    ❌
倫理・政治経済   △       ○    ◎    ❌

 ◎:ほとんどの大学で受験できる、効率がとてもいい ○:受験できない大学が多少ある △:受験できない場合が多いか効率が悪い ❌:受験できない、効率が悪すぎる

 *1:私立大学の場合、一般入試の場合は、社会は1科目で大丈夫なのでセンター試験で選択する科目と同じにした方がいいと思います。

 センター利用入試では、私立大学も4科目〜5科目取らなればならないことがあります。ですが、地歴・公民の中から1つ選択することが多いため、一般入試で最も使える日本史・世界史のどちらかを選択することをオススメします。

 *2:国公立大学の場合、二次試験に社会教科がない大学が多いので、センター試験は私立大学で使える日本史Bか世界史Bを取り、可能であれば2単位の公民科目をとるのが効率よく点数を取ることができるでしょう。(*センター試験で公民科目を2科目とるのは不可能なことが多いです)

 *3:旧帝国大学の場合、二次試験でも地歴B科目の試験があることが多いです。センター試験で効率よく点数を稼ぐには、地歴B科目を1つ取り、公民科目の倫理・政治経済を取るのがいいでしょう。(センター試験公民科目は、4単位の倫理・政治経済しか選択できないことが多いです)。

 *4:東京大学の場合、二次試験で地歴科目を2つ選択するので、センター試験でも同じ科目で受験するのが一番効率がいいと思います。その際に、世界史と日本史の組み合わせは、高得点を取るものにすごい時間がかかります。

 そのため、日本史と地理、世界史と地理の受験が一番時間がかからず、高得点を取ることが組み合わせと言えます。 

 

 まとめ

 私立大学しか受ける予定のない人は、世界史Bか日本史Bを選択すると良い。

 国公立を受験する予定の人は、併願で受験する私立大学にも使える世界史Bか日本史Bを選び2単位の公民科目を選択するのが効率が良い。

 旧帝国大学を受験する人は、世界史Bか日本史Bと倫理・政治経済が効率が良い。

 東大を受験する人は、世界史Bと地理B、日本史Bと地理Bの組み合わせが効率が良い

理系

 理系大学の場合、国公立大学志望者のみ社会教科が必要になります。ですが、大学によって選択できる科目が限られているので、自分の志望大学の受験科目をしっかり確認する必要があります。

科目 国公立理系*1 旧帝国理系*2 医学部*3 東大理系*4
地歴A     ○     ❌    ❌     ❌
日本史B     ❌     ○    ○     ○
世界史B     ❌     ○    ○     ○
地理B     ○     ◎    ◎     ◎
現代社会     ◎     ❌    △     ❌
政治経済     ◎       ❌    △     ❌
倫理     ◎     ❌    △     ❌
倫理・政経     ○     ◎    ◎     ◎ 

 ◎:ほとんどの大学で受験できる、効率がとてもいい ○:受験できない大学が多少ある △:受験できない大学が多い、効率が悪い ❌:受験できない、効率が悪すぎる

 *1:国公立大学の場合、地歴A、公民2単位での受験が可能です(*例外あり)。中でもオススメなのは現代社会です。現代社会は高校生が知っている教養レベルの問題が多数出題されるので、現代社会で受験できる場合、現代社会で受験しましょう。

 地歴Aと公民2単位で受験できる場合、地理B、倫理・政治経済は多少非効率なので、志望大学が変わる可能性がないなら地歴A・公民2単位で受験しましょう。

 *2:旧帝国大学を受験する場合、センター試験では、地歴B科目と倫理・政治経済しか受験することができません。オススメは地理Bです。

 *3:医学部の場合、地歴A科目、公民2単位で受験できる場合があります。受験できる場合、公民科目の受験がオススメです。しかし、受験できない場合が多いので、できる限りは、地理Bか倫理・政治経済での受験をオススメします。

 *4:東京大学を受験する場合、センター試験では、地歴B科目と倫理・政治経済しか受験することができません。オススメは地理Bです。

 まとめ

 国立大学受験をする人は、公民科目2単位と地歴A科目が効率が良い。地歴Aが使えないこともあるので注意。オススメは現代社会。

 旧帝国大学を受験する人は、倫理・政治経済、地理Bが効率が良い。オススメは地理B。

 医学部を受験する人は、受験可能なら公民2単位。選べなければ、倫理・政治経済、地理Bが効率が良い。オススメは地理B。

 東大を受験する人は、倫理・政治経済、地理Bが効率が良い。オススメは地理B。

 国公立大学でオススメな科目は地理Bです。その理由は、別の記事で書きます。

最後に

 

 今回は、地歴公民科目について紹介してきました。受験生は時間がないので、センター試験のみでしか使わない科目は、なるべく時間をかけずに高得点を狙いたいものです。

 なので自分の受験する大学の受験科目をしっかり確認して受験に挑んで欲しいと思います。

 

 みなさんが志望する大学に合格できる子とを願っています。頑張ってください。

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ゆうまる
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